2023年9月20日
「家の作りやうは、夏をむねとすべし」
兼好法師が記した「徒然草」には、日本の住まい文化として引用されたものが多く記してあります。
「家居のつきづきしく、あらまほしこそ、仮の宿りとは思えど、興あるものなれ」
この文章に続いて、家の姿は景色の中になじみ、似合っていることが素晴らしいと語っています。
「家居にこそ、ことざまはおしはからるえ」
その家の姿を見れば、そこに住む人がどのような人なのかということが分かるというのです。
そうです、家は住む人の鏡になっているのです。
松下幸之助も同じことを語り、私邸である光雲荘を建てました。
家居を見ただけで、自分を見ぬかれるとあれば、気にしないわけにもいきません。
自分に合った家に住みたいものですね^^